代表からのご挨拶
「人工知能は言語の壁を取り払い、国を超えて人々は意思疎通ができるようになり、オンラインでいつでも、どこでも、誰とでもすぐに繋がることができるようになる。そして、知りたい情報はすぐ瞬時に手に入れるようになる」
これは8年前、私たちが「10年後の未来」として描いていた世界です。気がつくと、10年も経たず、
その世界が現実のものとして目の前に広がっています。
人工知能が人と共にある時代において英語教育はどうあるべきなのでしょう。
言葉は本来、理解したい相手がいるから「聞きたい」と願い、伝えたいことがあるから「話したい」と願い繋がりたいと思う世界があるから、学習されていくものです。
未来が見えなくなればなるほど点数化されるものに縋りたくなるのは自然のことですが「ツールとしての英語」ではない「言葉としての英語」の意味を私たちハナハウスは改めて見つめ直したいと感じています。
私たちハナハウスが、これまでずっと大切にしてきたのは「英語による全人教育」、言葉によって人を育てること。言葉によって豊かな人格形成を行なっていくこと。そのために必要なことは有意義な文脈の中で英語によって学ぶこと。
そうした文脈の中で繰り返し使い続けることで言葉は深みを増し、人格と共に醸造されていきます。
私たちはこどもたちがワクワクする学びの瞬間を創り続けること、子供たちが英語と共に育つその環境を追い求め続けていきたいと思っています。
はじまり
ハナハウスは2009年、6名の生徒と1名の講師でスタートしました。
一軒家のリビングを利用したとても小さな教室でした。
それから皆さまのご支援をいただきながら少しづつ歩みを進め、現在は世界各国からの優秀な講師10名と、それをささえる11名の運営スタッフと、250組を超えるご家族が集う教室となりました。
ハナハウスが何の教室かと聞かれると、実はいつも一言で説明できず、困ります。
私たちは、
「こどもたちの日々の『暮らし』と『学び』の中に英語が自然と存在する、そんな環境を創り、子供達に届けること。
そして、そんな暮らし方・学び方を通して、子供達の視野拡げ、一言語だけでは得られなかった大いなる可能性を子供達の未来に届けること。」
そんなことを目的にしている教室です。
ここに集うこどもたちはおそらく誰も、「英語を習いに来ている」とは考えていないでしょう。
それよりもむしろ、工作をしに、あるいはBalletやCookingをしにきている。
「今日は何をするのかな?」
子供達はワクワクしながらハナハウスにやってきます。
ここではそうしたさまざまな価値ある活動を通して、こどもたちとその家族が喜びのうちに集い、学び、遊び、英語によるコミュニティを創っている。
それが、ハナハウスです。
こどもたちの暮らしの中に、こどもたちの学びの中に、英語が自然とある。
そんな社会を実現するために私たちは「英語指導」を第1目的にはせず「幼児・児童教育」を第一義に置き、常に子供達の価値ある学びを実現するためにその手段としての英語教育を目指しています。
コミュニティの中の英語
「どこに行っても日本語」の日本で「英語とともに育つ、育てる」ということは極めてチャレンジングなことです。
なぜなら、英語をいくら知識としていくら勉強しても、生活の中に根付かせることができなければ
それは単なる記号でしかないからです。「自分の言葉」にはなりません。
英語が自分の言葉になるために一番大切なことは、英語を日常の一部にすることです。
しかしどこに行っても日本語で済ますことのできる日本で、どうやったら生活に英語を根付かせることができるというのでしょうか。
それは、人為的に造るしかありません。。
そうして創られたのがハナハウスです。
ここでは同じ黒髪でも日本語を話さない人がいて、同じ日本人でも複数の言葉を話す人がいる。
中国語と日本語で育つこども、日本語と英語で育つこども、あるいは3つの言葉で育つこども。
全員日本人の家族なのに英語で会話する家族もいれば、ママは英語で話し、こどもは日本語で返す、そんな家族もいます。
ハナハウスはそうした「いろいろな人」がいるコミュニティを作ることで、それを「当たり前の風景」にすることを英語教育の最初の一歩だと考えています。
そんな環境を自然に楽しめる時期もあれば
自意識が芽生え、英語が思うように話せないことに苦しむ時期もあります。
ハナハウスはそうした変化する子供のステージ合わせて「英語で学ぶクラス」「英語を学ぶ」を用意し
またそれぞれの中でも、こどもたちの個性・興味に合わせて活動を選べるよう、様々なクラスを用意しています。
どのクラスも体験レッスンを受け付けておりますので、ご興味を持っていただけましたら、ぜひ気軽に遊びにいらしていただけたら嬉しいです。
皆様との出会いを楽しみにお待ちしております。